ビジュアル・アイデンティティ:Visual Identity Design System
ビジュアル・アイデンティティ・デザインシステムは、以下の式になります。
「ベーシックデザイン」+「デザインシステム」=「アプリケーションデザイン」
下図がそのフローチャートです。
「ベーシックデザイン」
・企業デザインの基本要素です。
これらを構成し、デザインシステム(表示ルール)がデザインされます。
1)ロゴマーク
2)シンボルカラー
3)社名ロゴタイプ
4)専用書体(既製書体)
「デザインシステム」
・上記・ベーシックデザインの「ロゴマーク」「シンボルカラー」
「社名ロゴタイプ」「専用書体」を使用して
名刺などの印刷物(アプリケーション)の標準的なスタイルを表示するルールです。
・住所などの文字は、専用書体(既製書体より選択)で組むことになり、
その他の書体で表示しないルールがあり、これによって統一されたイメージを
デザインしていくものです。
1)標準スタイル
2)コンパクト表示(小さく表示される場合の簡略バージョン)
3)ロゴマーク・バリエーション(1・2では 表示が適さない場合)
「アプリケーションデザイン」
・名刺などのアプリケーション・アイテムは、デザインシステムを適応します。
・下の角封筒のデザインは、標準スタイルの社名を左に寄せて
変化をつけたデザインです。
デザインシステムは、単調で退屈な表現にならないような工夫もされております。
「ビジュアル・アイデンティティ・デザインシステムの狙い」
<伝える力がある>
継続は力なり、というように、私たちは、貫かれたものに力を感じます。
そして、そこから人や組織の「意識」や「意欲」、そして「意志」が透けて見えてきます。
つねに変わらない一貫性ある態度・行動は、真の存在証明です。
この一貫性を視覚表現にもちこんだものが、ビジュアル・アイデンティティ・デザインシステムです。
英字表記では、Vusal Identity Design Systemです。略してVI(ブイアイ)といいます。
その一貫性を基軸に考えられた、ビジュアル・アイデンティティデザインシステムの表示ルールや、
細やかな表示規則など、うるさく感じられる方もいられると思います。
しかし、人は、大切なものは、大切に扱う性をもっています。
そして、その一貫して大切にしているものだけが、人に伝わる力をもっています。
VIが、日本で定着したのは70年代後半くらいで、企業デザインにおいては
規模の大小を問わず欠かせないものになっております。
<経費のコストダウン>
また、デザインシステムの原理原則に則り、デザイン展開していくため、
必然的に、勝手な思いつきや、行き当たりばったりに、デザインすることはなくなります。
それは、つまり、はじめに十分に熟考された表示スタイルが確立され
システム化(整合化)されているからです。
一々、個別に、後付けでデザインするより、はるかに効率的であり、
かかる経費のコストダウンにもなります。
さらに詳しい説明ページが下記にあります.
パワースタイリング[Design System Power]
その仕掛けと仕組みを生みだす知恵の結晶、V.I.デザインシステム。
by Axle
https://www.axle.biz